メールアドレスの文字数と使える記号は?メールアドレス作成時の注意点

メールアドレスの文字数と使える記号は?メールアドレス作成時の注意点

(※この記事は、2023年5月30日に更新されました。)

新しいメールアドレスを作る際、安全面を意識して長いアドレスにしたいけれど文字数は何文字まで設定できるのかと気になったことがある方もいるのではないでしょうか。

本記事では、メールアドレスの文字数制限やメールアドレス作成における注意点をご紹介します。

「どんなアドレスにしようか迷っている」

「長いメールアドレスにしたいものの文字数制限に引っかからないか不安」

という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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メールアドレスの構造と文字数制限


メールアドレスの構造と文字数制限

メールアドレスは2つの構成要素で成り立っており、それぞれに文字数制限が設けられています。

メールアドレスの構造と最大文字数について解説します。

メールアドレスの基本構造


メールアドレスの要素は「@」の前後で2つに分けられます。

「@」の右側をドメイン名と言い、メールサーバを特定する役割を持っています。

ドメイン名はGoogleやYahoo!などのサービス会社ごとに定められています。

また、自社でメールサーバを構築している場合は、専用のドメイン名をつけることも可能です。

「@」の左側の文字列をユーザ名と言い、メールアドレスの利用者が自分で決めることができる部分です。

この文字列によって、メールサーバ内の受信者を特定しています。

そのため、同一ドメイン名の中で同じユーザ名を設定することはできません。

ユーザー名とドメイン名の文字数の制限


メールアドレスの文字数についてはメール送信プロトコルのRFC5321に記載があります。

ユーザ名(ローカルパート):最大64文字

ドメイン名:最大255文字

全体の長さは「@」を含めて最大320文字

上記より、メール送信プロトコル上は320文字まで設定可能となっています。

ただし、reverse path、forward pathといった送信時に設定する必要のある要素の長さはRFC 2821で別途定められており、区切り文字を含めて最大256文字と定義されています。

256文字から区切り文字などを引いた場合の事実上の最大文字数は、ユーザ名とドメイン名を合わせて254文字までとなります。

メールサービス会社ごとのユーザ名の文字数制限


メールサービス会社ごとのユーザ名の文字数制限

前章でご紹介した最大文字数はあくまで送信ロジック上の最大文字数です。

実際にメールサービスを提供している会社は独自に文字数や文字種の制限を設けています。

代表的なメールサービスのユーザー名における制限をご紹介します。

  • Gmail

6~30 文字

半角英小文字、数字、記号の使用が可能

  • Yahoo!

4~31文字までの半角英数字(英字大文字は不可)

アンダーバー(_)の使用が可能。ただし、最初の文字は英字とすること

  • BIGLOBE

3〜32文字

  • @nifty

2~30文字

半角英小文字、数字、記号

一般的なメールサービスを使う際は30文字前後が目安になっています。

ただし、独自のメールサーバを構築することでユーザ名の文字数をより長く確保することは可能になります

文字数に関する注意点とは?


文字数に関する注意点とは?

設定するユーザ名は長すぎても短すぎても良いメールアドレスとは言えません。

長すぎる場合、短すぎる場合のそれぞれの場合の問題点をご紹介します。

ユーザ名が長すぎる場合


メールアドレスが長すぎると、文字列を覚えられず誤記してしまう要因になります。

PCでメールアドレスをコピー&ペーストできる環境であれば良いですが、書面での申し込み等の際にメールアドレスの記載を求められるケースもあります。

セキュリティ面を意識して長くしすぎてしまうと、利便性を損なうことにつながるので注意が必要です。

ユーザ名が短すぎる場合


メールアドレスが短すぎると、迷惑メールが届く危険性が高まります。

迷惑メールの配信者はアドレスの自動生成ツールなどを用いて大量に適当なアドレスを生成し、一斉に送信するというやり方を取ることがあります。

その際に、短いアドレスだと容易に生成されてしまうためセキュリティ面を考慮すると短すぎるアドレスは避けるべきです。

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メールアドレス作成時に気をつけるべきこと4つ


メールアドレス作成時に気をつけるべきこと4つ

メールアドレスを決定する際、理想的な文字数やその他にどういった点に注意するべきかをご紹介します。

1. 最低でも10文字以上、覚えられる範囲まで


メールアドレスのユーザ名は最低でも10文字以上になるように設定しましょう。

文字数の上限は各メールサービス提供社で30文字前後となっていますが、利便性を損なわない程度に覚えられる範囲内の長さまでが理想的です。

2. 個人情報を盛り込まない


ユーザ名に生年月日や電話番号の一部、本名など、個人情報をアドレスに盛り込むのは避けましょう。

個人情報の一部が流出した段階で、メールアドレスも推測される可能性が高くなってしまいます。

特に数字は、個人情報を盛り込みがちになってしまうので注意が必要です。

ユーザー名に数字を盛り込みたい場合は、プロフィール情報からは推測できない独自の数列を用いるようにしましょう。

3. アルファベット・数字・記号を全て利用する


メールサービス提供社によって使用できる文字の種類は若干異なりますが、使用できる文字種は全て使用するようにしましょう。

推測やランダム生成が難しくなるため、迷惑メールを防ぐことにつながります。

4. ビジネス用メールでは、役割に応じたアドレスをつける


ビジネスで用いるアドレスを作成する場合は、役割に応じたユーザー名を設定しましょう。

例えば、カスタマーサポートであれば「support」、メールマガジンであれば「magazine」から始まるなどです。

ビジネス用の場合は受信者がメールの内容を想定しやすいアドレスを心がけることで不信感を減らし、メール開封率の向上にもつながります。

長く使える安全なメールアドレスを作成しましょう


長く使える安全なメールアドレスを作成しましょう

メールアドレスの文字数の上限は、技術上はドメイン名とユーザー名を合わせて最大254文字まで設定可能です。

ただし、メールサービス提供会社ではユーザー名を30文字前後までと規定しています。

メールサービスを利用する場合は、30文字が限度と認識しておくと良いでしょう。

また、メールをユーザーに確実に送信するためにできることの1つとしてメール配信システムを利用がおすすめです。

クラウドメール配信システムのMailer To Goを利用すると、herokuのアプリケーション内から独自のドメインを利用して到達率の高いメールを送信することができます。

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