メールを確実に届ける!メールリレーサービス比較5つと選び方を紹介

メールを確実に届ける!メールリレーサービス比較5つと選び方を紹介

(※この記事は、2023年5月23日に更新されました。)

「メールリレーサービスは自社に必要?」

「メールリレーサービスのメリットって何があるの?」

「既存のメール配信システムを強化したい」

というような方はいませんか?

近年の迷惑メールの増加の影響を受けて、受信サーバ側では届いたメールに対するセキュリティ強化を進めています。

それにより利用者の安全性が高まる一方で、本当に必要なメールも迷惑メールとして扱われてしまうケースが発生しています。

そういった場合に企業側はSMTPリレーの仕組みを用いたメールリレーサービスを利用することで、迷惑メールに分類されない到達率の高いメールを配信することが可能です。

今回は、SMTPリレーのメリットやメールリレーサービスについて解説します。

システム開発者やアプリからのメールの配信に関心がある方はぜひお読みください。

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メールリレーサービスとは?


メールリレーサービスとは?

メールリレーサービスとは、

メール送信者が第三者のサーバーを通してメール受信者のサーバーにメールを送信することで大量のメール送信や高い到達率のメール送信を可能にするサービス」です。

近年、ISPは迷惑メール・詐欺メールが蔓延しており、受信サーバ側では顧客を守るためにあらゆる対策をとっています。

そのうちの一つが短期間に大量のメールを配信したメルサーバを迷惑メール配信者とみなし、該当のドメインから届いたメールを迷惑メールフォルダに分類するというものです。

しかし規模の大きなシステムの運用においては、短期間に大量のメールを配信するといったケースは当たり前のように起きえます。

マーケティングメールの送信にだけでなく、重要なメールまでもが迷惑メールとあつかわれないためにもメールリレーサービスが使われています

メールリレーサービス(SMTPリレー)の仕組みは?


メールリレーサービスの仕組みは?

メールリレーサービスは、信頼できる第三者サーバーを介することでメールの信頼性を維持します

SMTPプロトコルがもともと備えている、複数サーバーを介在して宛先サーバまでメールを届ける仕組みを流用して実現されています。

SMTPリレーサービスが提供している信頼性が高いメールサーバを介してバケツリレーのようにメールを送信し、相手のメールサーバまで届けます。

自社のメールサーバから直接大量にメールを送信した場合は迷惑メールとして扱われてしまいますが、SMTPリレーを行うことでIPレピュテーションを維持しながら到達率の高いメール配信を実現することが可能となります。

簡単な流れは以下の通りです:

1. メール送信者がメールを作成

2. 送信サーバに送信

3. 送信サーバからメールリレーサービスのサーバへ

4. メールリレーサービスの保有する複数のサーバーから受信サーバーへ

メールリレーサービスを導入するメリット4つ


企業側から顧客向けにマーケティングメールや、システムからトランザンザクションメールを配信するなど企業がメール配信を活用したいタイミングは多くあります。

企業やシステムからのメール配信時にSMTPのメールリレーサービスのメリットを4つご紹介します。

1. 大量のメールを到達率高く遅延なく配信することが可能


1. 大量のメールを到達率高く遅延なく配信することが可能

メールの到達率を低下させる要因の一つがIPレピュテーションです。

自社でメールサーバーを構築した場合は、IPレピュテーションのための実績作りから始める必要があり、実際に顧客にメールを配信できるようになるまでに長い期間を要します。

また、大量のメールを送信するメールサーバは迷惑メール配信業者とみなされIPレピュテーションが低下していきます。

前章で説明した通りSMTPリレーではIPレピュテーションの高い複数のサーバからメールを配信するため、大量のメールを送信しても高い到達率を実現することができます。

また、サーバが分散されているため大量にメールを配信しても負荷が分散され、送信遅延などが起きづらいのもメリットといえます。

2. 配信したメールの分析が可能


2. 配信したメールの分析が可能

メールリレーサービスの多くは、メール配信後の到達率や開封率、エラーメール率をデータとして保持しています。

それらを活用することで、メールマーケティングの効果測定やより効果的なメールの配信が可能となります。

エラーメール率を分析してメール配信リストをクリーンに保つこともIPレピュテーション維持のために必要な作業です。

さまざまなメールリレーサービスがあるため、メールの目的に特化したもので効果的な機能を備えたシステムを選ぶことが大切です。

3. セキュリティの担保


3. セキュリティの担保

SMTPリレーでは、SMTP認証と呼ばれる仕組みを用いてセキュリティを担保しています。

他にも電子署名の付与やTLS暗号化などを用いて第三者のなりすましや改竄を防ぐことが可能となります。

これにより、第三者からの改竄やなりすましといった不正アクセスを防ぎ、信頼性の高いメールを配信することができます。

自社のメールサーバーを使っている場合、セキュリティ対策にたくさんの労力と費用をかけなければいけませんが、メールリレーサービスを導入することでその必要がなくなります。

4. メール配信にかけるコストの削減


4. メール配信にかけるコストの削減

メール配信のためのメールサーバーを自社で構築する場合は、メールサーバーの運用やIPレピュテーションのウォームアップなどを自社のリソースを使って行う必要があります。

そこでメールリレーサービスを利用することでそのようなコストをかけずにすぐにでもメールの配信を行う事ができます。

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メールリレーサービスを選ぶ際に確認したい点3つ


メールリレーサービスを選ぶ際に確認したい点3つ

メールリレーサービスの導入に際して、確認しておきたい点を3つご紹介いたします。

1. 自社のニーズは?


メールリレーサービスを選ぶ際には、自社のニーズを把握しておきましょう。

例えば、自社システムとの連携が簡単かどうか、配信性能、拡張性、配信するメールの種類などがあります。

メールリレーサービスが万が一自社システムと連携できないとならないように注意しましょう。

2. カスタマーサポートはあるか?


万が一、メールリレーサービスに不具合が起きてメールの送信ができなくなったら助けてもらうためのサポートが必要です。

メールでのサポートだけでなく、迅速に対応してもらえる電話のお問合せやライブチャットなどが利用可能かなどを確認しましょう。

3. メールの到達率は?


メールリレーサービスを利用して送信したメールが迷惑メールフォルダに分類されてしまった、なんて事が起きたらメールリレーサービスを利用する意味がありません。

確認できる点としては、専用のIPアドレスが利用できるかメールの到達率に詳しい人がいるかIPレピュテーションモニタリングの機能があるか大手のISPで高い到達率を維持できているかなどがあります。

メールリレーサービス比較5選


SMTPリレーを実現するために各企業から提供されているサービスです。

メールリレーサービスではメールを届けるだけでなく、到達率や開封率を確認するための機能やバウンスメールの自動配信停止機能などをもち、IPレピュテーションの維持管理も支援してくれます。

ここでは、高い到達率を実現するための法人向けメールリレーサービスを5つご紹介いたします。

メールリレーサービス1)SendGrid


Twilio SendGrid

Sendgridは、高い到達率と豊富なAPIが特徴のクラウド型のメール配信システムです。

日本国内でも大企業の導入実績が多いメールリレーサービスで、宣伝・広告メールといったマーケティングメールのための機能が豊富に用意されています。

Sendgridの強みは、スケーラビリティでさまざまなビジネスの規模に対応している事です。

Sendgridを利用すればサーバやソフトウェアにコストをかけずにメール配信の件数を増やすことができるため、ビジネスのステージに合ったプランを選ぶことができます。

フリープランでは、月に12,000通までメールの送信が可能なのでお試し利用ができ、GUI操作で非開発者でも簡単にメールの配信やデータの可視化、分析が可能です。

特徴:

・高いスケーラビリティ

・フリープラン

・マーケティングメール機能

メールリレーサービス2)Customers Mail Cloud


customer mail cloud

Customers Mail Cloudは、メールマーケティングに適したクラウド型のメールリレーサービスです。

Customers Mail Cloudを利用すれば、Webサービスと連携するAPIで携帯やスマホにも届く高い到達率の通知メールを配信することができます。

さらに、ダッシュボードから高精度なエラー解析や、メール到達率のレポートを見ることができ、エラーメールの対応も迅速に行うことも可能です。

ドメイン認証、暗号化などのセキュリティ機能も備わっており、24時間265日安全にメールの送信をする事ができます。

特徴:

・簡単な導入

・エラーメールのリアルタイム対応

・高いセキュリティ

メールリレーサービス3)ベアメール


ベアメール

ベアメールは、1分間あたり500万通の大量のメール配信が可能なクラウド型のメールリレーサービスです。

AWS、Microsoft Azure, Google Cloud, その他国内クラウド・オンプレミスなどに対応しており、SPFレコードの追加とメールリレーサービスのシステムとの連携で利用を開始することができます。

配信後30分以内に配信結果のログを確認できるため、配信後のデータをリアルタイムで分析することができます。

また、暗号化通信のTLS方式を利用して安心・安全なメール配信を実現しています。

7日間の無料トライアルがあるためリレーサービスを利用してメール配信のパフォーマンスや操作性を体験することが可能です。

特徴:

・高い到達率

・多機能

・リーズナブル

メールリレーサービス4)Amazon Simple Email Service


Amazon Simple Email Service

AWS(Amazon Web Services)が用意しているメール配信システムです。

AWS上の他サービスの挙動をトリガーにしてメールを配信することもできるため、AWSを用いたシステム提供をしている場合に導入しやすいサービスと言えます。

さらに、Amazon SESは豊富なドキュメントやチュートリアルを提供しているためメールリレーサービスを導入する際の問題に対処しやすいです。

また、自社に合わせたセキュリティを必要に応じて選択することができるなどのメリットもありますが、柔軟で豊富な機能が特徴である一方で人によっては設定が複雑であると感じる場合もあります。

特徴:

・ダッシュボードよりパフォーマンス把握

・高いセキュリティ

・メールボックスシュミレーターでテスト配信可能

メールリレーサービス5)Mailer To Go


Mailer To Go

Mailer To Goは、ディベロッパーのためのトランザクションメール配信に特化したメールリレーサービスです。

1つのアプリケーションにつき最大30個の独自ドメインを使用可能で、herokuのアプリ内から簡単に高い到達率のメール送信を行うことができます。

基盤にはAWSを使用しているため、可用性が高くさまざまな規模のビジネスに対応しています。

無料プラン等は現時点でありませんが、有料プランの場合は他のメールリレーサービスに比べて安価で利用することができます。

さらに、herokuというPaaSのアプリの中からメールを送信することも可能です。

その他プラットフォームからのメール送信に関しては、ぜひ一度お問合せください。

特徴:

・独自のドメインを使ってメール送信

・高い到達率のトランザクションメール送信

・高いスケーラビリティ

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法人メール配信ではメールリレーサービスを導入しておきましょう


企業が顧客にとって重要な内容が記載されたメールを配信する際にはメールリレーサービスの導入が必須です。

Mailer To Goでは、アプリ内から独自のドメインを利用してメール送信を可能にすることで高い到達率を実現しています。

heroku内からメールを送ることができるメール配信システム、メールリレーサービスの導入を検討されている方は、ぜひ一度Mailer To Goをお試しください。

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