(※この記事は、2023年5月24日に更新されました。)
トランザクションメールとは何かご存知ですか?
トランザクションメールとは、ユーザーの起こしたトリガーに合わせて自動送信されるメールのことです。
今回は、トランザクションメールとは?、トランザクションメールとマーケティングメールの違いとは?、トランザクションメールの到達率を高めるためのポイントなどをわかりやすく解説いたします。
ECサイトやシステム運営を担当されている方は、ぜひご活用ください。
Mailer To Goは、トランザクションメールに特化したクラウドメール配信システムです。到達率は99%🎉
トランザクション(tranzaction)とは、売買や議事録などの意味を持つ英単語です。
トランザクションメールとは、トリガーメールやシステムメールとも呼ばれ、ユーザーがWebサービスへの会員登録やWebサイト上で購入や予約などを行った際にシステムからユーザーに送信される自動送信メールです。
システムからの自動送信であるためあまり気にかける人はいないかもしれません。しかし、トランザクションメールの内容やタイミングなどはユーザー満足度に大きく影響します。
参考:What is a transactional email mailchimp
ネットショップなどのECサイトでは、以下のようなタイミングで自動送信されます。
webサービスへの会員登録時
パスワードリセット
アカウントに対して新たな端末からアクセスがあった時の通知メール
商品の購入後の注文確認メール
商品が配達された時
この他にも、ユーザーの操作や行動についてあらかじめトリガーを設定しておくことで、任意のタイミングに自動でメールを送信しています。
自動返信メールの例文については、「問い合わせ自動返信メールの例文9ケース!自動返信メール作成のポイント解説」をご覧ください。
遅延なく確実にトランザクションを届けることで、ユーザーとの信頼関係を構築し、システムの継続利用に繋げることができます。
特に、商品の購入や予約完了通知などを行う場合は、顧客のアクションからメール配信までの時間が空いてしまうと顧客から企業への不信感に繋がってしまいます。
トランザクションメールは、サードパーティのメール配信システムや企業のメールサーバを使用して送信されます。
例えば、ECサイトがトランザクションメールを送信する場合、自社のドメインとメールアドレスを使用して送信することでトランザクションメールの信頼性と正当性をアピールすることができます。
一部の企業は大量のメール配信に対応しているサードパーティのメール配信システムを利用して電子メール送信を行っていますが、独自のドメインを引き続き利用してメールを送信できます。
マーケティングメールとは見込顧客や既存顧客に向けて商品やサービスの情報を送信するプロモーションメールなどを指します。
トランザクションメールはシステムから自動で配信されるのに対し、プロモーションメールなどのマーケティングメールは企業の担当者が戦略的に顧客に送信するというのが大きな違いとなります。
また、マーケティングメールは配信する際にオプトイン(ユーザからの配信の許可)が必要になります。
そのため、メール内に受信者がメール受信を拒否することができるようなリンクなどを設置する必要があります。
一方でトランザクションメールはオプトインが義務付けられていません。
また、トランザクションメールにはユーザーにとって重要な内容が記載されているため、マーケティングメールと比べて圧倒的に開封率が高くなるという傾向があります。
ステップメールとは、事前に複数のメールを用意しておき、一定のタイミングや条件に応じて順次自動送信されるメールを指します。
ステップメールは、マーケティングや顧客対応を目的に、ウェルカムメール、フォローアップメール、キャンペーンのメールなどが例として挙げられます。
一方、トランザクションメールは設定しているトリガーに関連して自動送信されるメールであり、取引の確認や情報の提供を目的としたメールです。
メルマガ配信の目的は、商品やキャンペーン、ニュースをメルマガを受け取りたい人に届けることで企業や商品と顧客との関係を構築したり、認知度を高めたりすることです。
そのため、メルマガはトランザクションメールと違い、受け取りたい人にだけ送信をすることができます。
参考:すぐに実践できる効果的なメルマガの作り方と開封率を上げるコツ
Mailer To Goは、トランザクションメールに特化したクラウドメール配信システムです。到達率は99%🎉
トランザクションメールは、マーケティングメールと異なり直接販促につながることはないかもしれません。
しかし、トランザクションメールは開封率が高く、内容次第ではユーザーとの関係構築に大いに貢献します。
質の良いトランザクションメールのポイントを解説します。
マーケティングメールと混同してしまうと、つい広告情報などを掲載したくなってしまいます。
しかし、トランザクションメールはあくまでも情報共有・確認のためのメールです。
会員登録の完了、予約内容の確認など目的に応じて必要な情報を厳選するよう心がけましょう。
CTA(Call To Action)は、受信者に期待するアクションを促すためにメールに記載するリンクのことです。
CTAの具体的な例としては以下のようなものがあげられます。
仮アカウント作成時に送信したメールの本文に本登録のためにリンクを挿入する
予約内容確認メールの本文に、予約内容詳細や予約変更画面へのリンクを挿入する
こうすることで、ユーザは次にどんなアクションを取れば良いかを判断しやすくなります。
ただし、リンクの数が多すぎるとユーザビリティを下げるため、CATは1つのメールにつき最大でも2つまでとしましょう。
オプトインとは企業からのメール送信時に事前に顧客側の許可を得ることで、オプトアウトとは企業からのメールの受け取りを停止することを指します。
トランザクションメールではオプトイン・オプトアウトは義務付けられていません。
しかし、ユーザ自身が不要と判断したメールを送付し続けることは、ユーザ満足の低下につながります。
トランザクションメールにもユーザにとってわかりやすい形でオプトアウト方法を明記しましょう。
顧客から企業に対する信頼性を維持するためにも、トランザクションメールはマーケティングメールよりもトリガー後に確実に顧客の手元に届くメールでなくてはなりません。
トランザクションメールが迷惑メールとして扱われてしまわないために気を付けるべき点をご紹介します。
なりすまし対策の一例として、Sender Policy Framework(SPF)を用いたドメインの認証を行うことが挙げられます。
SPFは送信元のIPアドレスを制限することができ、他者が組織ドメインになりすますリスクを低減します。
SPFでドメインを認証することで、受信元のメールサーバから迷惑メールに振り分けられる確率を減らすことができます。
また、スパム対策として専用IPアドレスを使用することもおすすめです。
共有IPアドレスを使用すると、他の送信者がメールを送信し、スパムに分類された場合に自分のメールのパフォーマンスまで影響されてしまいます。
さらに、専用IPアドレスを使用することでブランドイメージや信頼性を守ることにもつながります。
IPレピュテーションとは、送信元のIPアドレスの信頼度を示す指標です。
IPレピュテーションが低い送信元から送られたメールは迷惑メールと判断されてしまうため、顧客の元に届くことはありません。
IPレピュテーションを下げてしまう要因としては、メールの送付先にエラーメールが多い場合などが挙げられます。
送信したメールがエラーになって帰ってきた際には、メール送付先リストから除外してIPレピュテーションを損なわないように管理しましょう。
迷惑メールと判断されないためには、メール本文の内容にも気を配る必要があります。
本文に「無料」「!」など、顧客を煽るような文言が多く使われているメールは迷惑メールと判断されやすくなります。
また、メール本文にオプトアウトについて明記されているかどうかも重要な指標です。
オプトアウトを明記しないことは、顧客満足を低下させるとともに迷惑メールとして判断される確率をあげてしまうことにもつながります。
トランザクションメールは顧客との信頼関係構築に重要な役割を果たします。
効果的なトランザクションメールを作成し、顧客満足の向上に努めましょう。
一方で、IPレピュテーションの維持やなりすまし対策など、自社でメール環境を構築するためには高い専門知識が必要となります。
Mailer To Goは、エラーメールの管理やセキュリティ対策など企業がメールを配信する際に必要となるさまざまな機能を備えています。
メール送信を検討されている方は、Mailer To Goにお気軽にご相談ください。
おすすめ記事:なりすましメールの見分け方は?仕組みや特徴、対策も解説
おすすめ記事:メールマーケティングにおけるreturn-pathの役割とメリットを解説
Mailer To Goは、トランザクションメールに特化したクラウドメール配信システムです。到達率は99%🎉
Mailer To Goは、高い到達率とスムーズなインテグレーションが特徴的なディベロッパーのためのクラウドメール配信システムです。最短で当日からメールを送信できます。
メールを送ってみる